台湾宜蘭その3。宜蘭社会福祉会館

台湾宜蘭その3。宜蘭社会福祉会館

台湾で見たかった建築のひとつ、宜蘭社会福祉会館です。
民家の間を通り抜けると、賑やかな立面の裏手に行きつきました。
住宅地に対して巨大なスケールとならないよう、ボリュームの凹凸やスラブによる分割、外壁材の切り替えによってスケールが調整されています。

棟をまたぐブリッジ下を抜けて中庭へ。
中庭を向いたバルコニーには植栽が施され、緑を纏いながら立体的に半屋外の空間が展開しています。

業務を集中して行う箇所はアルミサッシ、半屋外のニッチや開閉によって換気を調整する箇所などは木製建具になっています。
併用された建具が賑やかなファサードを構成することに貢献しています。

中庭側は日射を調整しつつ風が抜ける半屋外の空間が積層しています。
随所に造り付けのベンチや家具が設置され、人の居場所となるきっかけが用意されていました。

道路側のファサード。
社会福祉会館の2階レベルから宜蘭河へつながるブリッジが掛けられています。

祝日のため働く人はまばらでしたが、中庭廻りや外観を巡るだけでも十分楽しい建築です。
半屋外の空間が展開する、アジアらしいエネルギッシュな建築でした。
同行していた(渋々付き合ってもらった)妻もこの建築にはパワーを感じたみたいです。


このエネルギッシュな感覚、勤務していたシーラカンスK&Hの博多小学校を見た時の感覚に近いものを感じました。

ブリッジを渡ってこの付近の終着点、展望台と宜蘭河へ向かいます。