賃貸住戸に設けた2種類の土間

北白川のアパートでは、単身者用としては比較的広い住戸面積を利用して、各住戸に土間を設けています。
通常の単身者物件にはないスペースを設けることで、周辺の物件との差別化を行いました。
写真左に見えるのが土間で、廊下側からも採光できるため改修前より室内が格段に明るくなりました。

土間は屋内化した内土間、屋外になった外土間の2種類を設け、入居者が好みで選べるようにしています。
どちらも植栽や自転車を置いたり、テラス的に使ったりできるスペースとして設えました。
元々このスペースは台所があり、それに付随して3畳の前室があったのですが、
何とも使いどころのないスペースだったため、水廻りと土間に変更しています。
土間は廊下側に向いていますが、プラン上廊下からの視線を遮っているので室内が見えないよう配慮しています。

写真は入居前の各土間の様子です。
左が内土間、右が外土間です。
内土間の壁は木毛セメント板、外土間の壁はモルタルと、
ハードな使い方も想定して居室よりもざっくりとした仕上げとしました。

入居後の内土間の様子です。
この住戸ではSOHO的な住まい方をされているので、土間は簡単な打合せスペースとして使用されていました。