東向商店街アーケード

大らかな木の軒で迎える玄関口

奈良観光への玄関口となる近鉄奈良駅前に位置する東向商店街アーケードのファサードのリノベーション。
既存の垂直な看板面と水平な軒天面を一体に捉え、斜めに伸びる軒状の形状をつくることで軒下としての空間をもつファサードを計画した。
奈良の社寺は自身の深い軒によって訪れる人々をおおらかに受け入れている。奈良の社寺や町家に共通する軒という言語を用いて、多くの人々を迎え入れる存在となることを意図した。
軒面には県産材である吉野杉を用い、アルミやガラスといった硬質なマテリアルが多用される既存の駅前環境に対してやわらかな質感をこの場に与えている。夜には穏やかに浮かび上がる木の軒面が駅前の商業的環境に対峙する存在となることを意図している。



敷地:奈良県奈良市
規模:鉄骨造屋外広告物
受賞:東向商店街アーケードサインデザインコンペティション 最優秀賞