August, 2022

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余白としての土間

余白としての土間

新森の住宅の1階はすべて土間になっています。玄関からレベル差なくモルタルの床が連続しており、高さ6.5mと非日常的なスケールを持つ天井からはトップライトからの光が差し込み、また上下の温度差によって空気がテラスから上へと抜けていきます。そのため明るい半屋外のような場所になっていて、来客を迎える場所、子どもが帰宅して宿題を...
無柱の空間を支える金物

無柱の空間を支える金物

鎌倉山の住宅は屋根の架構によって柱のないワンルームを支持しています。屋根は変形した方形屋根になっていて、部材が立体的に交わる接合部には、この住宅のために製作した金物を用いて接合しています。 4方向からの隅木が一点に集まる屋根の頂点の部分。 屋根の隅木、水平の梁、柱が接合する部分。 設計当初は金物を差し込む溝の部分を埋め...
Restaurant S 現地調査

Restaurant S 現地調査

静岡市で飲食店の計画を行っています。既存の建物を改修するため、既存状況を把握するために現地調査を行いました。すでに以前のテナントは退去しており、電気がつかないため汗だくになりながらの調査でした。東名高速の帰省ラッシュを避けるためお盆最終日にしたものの、帰りの車は事故渋滞にはまりヘトヘトになった1日でした。
1.5階のロフト

1.5階のロフト

新森の住宅は駅近くの住宅地のため、土地が準防火地域に指定されていました。準防火地域の場合3階建てにすると耐火要件や窓の面積など法的な制約が厳しくなり、コストもその分かかってしまいます。かといって2階建てにすると、面積的にクライアントの要望であった開放感を得ることが難しかったため、1,2階の間にロフトを設けることにしまし...
フローリング端材の再活用

フローリング端材の再活用

鎌倉山の住宅の床はオークのフローリングですが、寝室のみウォールナットのフローリングを使っています。工事中に余ったウォールナットフローリングの端材を階段の鼻先に埋め込み、滑り止めとして再利用しました。(写真の右下に見えている床が寝室のウォールナットフローリング)明るめのオークに渋いウォールナットを埋めることでアクセントに...
鎌倉山の住宅 1年点検

鎌倉山の住宅 1年点検

少し前ですが、竣工後の1年点検で久しぶりに鎌倉山の住宅を訪れました。竣工の際は将来工事としていた南の山側のデッキが完成しています。1階の土間や寝室から直接出られるようになっています。写真に見えるデッキの奥には今後植栽を計画されているそうです。竣工時にちょうど着工されていたお隣の住宅も完成しており、同じようにデッキを作っ...