YMAの記事一覧 ( 6 )

無柱の空間を支える金物

無柱の空間を支える金物

鎌倉山の住宅は屋根の架構によって柱のないワンルームを支持しています。屋根は変形した方形屋根になっていて、部材が立体的に交わる接合部には、この住宅のために製作した金物を用いて接合しています。 4方向からの隅木が一点に集まる屋根の頂点の部分。 屋根の隅木、水平の梁、柱が接合する部分。 設計当初は金物を差し込む溝の部分を埋め...
Restaurant S 現地調査

Restaurant S 現地調査

静岡市で飲食店の計画を行っています。既存の建物を改修するため、既存状況を把握するために現地調査を行いました。すでに以前のテナントは退去しており、電気がつかないため汗だくになりながらの調査でした。東名高速の帰省ラッシュを避けるためお盆最終日にしたものの、帰りの車は事故渋滞にはまりヘトヘトになった1日でした。
1.5階のロフト

1.5階のロフト

新森の住宅は駅近くの住宅地のため、土地が準防火地域に指定されていました。準防火地域の場合3階建てにすると耐火要件や窓の面積など法的な制約が厳しくなり、コストもその分かかってしまいます。かといって2階建てにすると、面積的にクライアントの要望であった開放感を得ることが難しかったため、1,2階の間にロフトを設けることにしまし...
フローリング端材の再活用

フローリング端材の再活用

鎌倉山の住宅の床はオークのフローリングですが、寝室のみウォールナットのフローリングを使っています。工事中に余ったウォールナットフローリングの端材を階段の鼻先に埋め込み、滑り止めとして再利用しました。(写真の右下に見えている床が寝室のウォールナットフローリング)明るめのオークに渋いウォールナットを埋めることでアクセントに...
鎌倉山の住宅 1年点検

鎌倉山の住宅 1年点検

少し前ですが、竣工後の1年点検で久しぶりに鎌倉山の住宅を訪れました。竣工の際は将来工事としていた南の山側のデッキが完成しています。1階の土間や寝室から直接出られるようになっています。写真に見えるデッキの奥には今後植栽を計画されているそうです。竣工時にちょうど着工されていたお隣の住宅も完成しており、同じようにデッキを作っ...
司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館

東大阪市にある安藤忠雄さん設計の司馬遼太郎記念館に行ってきました。3層吹き抜けとなった空間とそれを埋め尽くす3層分の本棚は圧巻ですが、絞られたステンドグラスの開口部や細長い円弧状の平面によって親密さも兼ね備える空間となっていました。(内部は撮影不可)また築20年を超えますが非常によく手入れされていて古さを感じず、施主で...
museum as it as

museum as it as

少し前になりますが、千葉にある中村好文さん設計の施設美術館、museum as it asを見てきました。既製品が一切なく、細部まで気を配られて設計されている建築ですが、独特のスケール感が特に印象に残りました。 展示を見終えた後は、右の天井高をおさえた空間でコーヒーを頂けます。2層分の高さを持つ展示空間(実質は1.8層...
WORKS更新

WORKS更新

WORKSを更新しました。シェアアトリエハウスtede(改修)を追加しました。→WORKS築60年が経つ木造賃貸アパートの再生計画です。
雨の箱根

雨の箱根

先日、妻の誕生日に合わせて箱根に行き、宿泊は村野藤吾設計の箱根プリンスホテルに宿泊しました。客室棟は円形になっており、それぞれの客室は芦ノ湖を望む部屋、森を望む部屋など客室によって見える風景が変わってきます。 全体が円形なので客室の平面は扇形になっており、外に向かって開くような構成になっていて、天井の高さと合わせて想定...